国際保健に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

社会・環境と健康

1 疾病の二重負荷とは、感染症と低栄養の併存を示す。

なぜ違う: 疾病の二重負荷は、感染症や低栄養といった従来型の課題と、生活習慣病など非感染性疾患や過栄養の課題が同時に存在する状態を指す。

2 世界の5歳未満の子どもの死亡率は、2000年から2020年にかけて上昇した。

なぜ違う: 5歳未満児死亡率は世界全体で低下を続けており、2000年から2020年にかけても改善した。上昇したという記述は事実と異なる。

3 ユニバーサル・ヘルス・カバレッジには、予防の概念が含まれる。
4 わが国の政府開発援助(ODA)には、先進国への資金協力が含まれる。

なぜ違う: 政府開発援助は開発途上国の開発や福祉の向上を支援する資金協力・技術協力であり、先進国に対する資金協力はその対象に含まれない。

5 国際協力機構(JICA)は、多国間援助を担っている。

なぜ違う: 国際協力機構が担うのは相手国政府との間で行う二国間援助である。多国間援助は国際機関への拠出や出資という形をとり、担い手が異なる。

正解: 3

要点: ユニバーサル・ヘルス・カバレッジは治療だけでなく、予防や健康増進までを射程に含む。

ユニバーサル・ヘルス・カバレッジとは、すべての人が必要な保健医療サービスを、経済的な困難に陥ることなく受けられる状態を指す。ここでいうサービスには治療やリハビリテーションだけでなく、健康増進や予防、緩和ケアまでが含まれる。持続可能な開発目標の保健分野の中心的な到達点として位置づけられ、サービスの範囲・対象人口・費用負担の三つの軸で達成度が評価される。

関連キーワード: 国際保健・ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ・ODA

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問16/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)