生体膜を有する、細胞内の構造体である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち

1 核小体

なぜ違う: 核小体は核内でリボソームRNAが転写され組み立てられる高密度の領域で、膜には囲まれていない。核の周囲を包む核膜とは別の構造である。

2 中心体

なぜ違う: 中心体は中心小体という微小管の集合体からなり、膜構造を持たない。細胞分裂の際に紡錘体形成の起点となり、微小管を伸ばして染色体を両極へ引き分ける役割を担う。

3 プロテアソーム

なぜ違う: プロテアソームは膜を持たない巨大な酵素複合体で、ユビキチンが付加されたたんぱく質を細胞質や核内で選択的に分解する。膜に包まれず、筒状の内部へ基質を通して処理する。

4 リソソーム
5 リボソーム

なぜ違う: リボソームはリボソームRNAとたんぱく質からなる粒子で、膜構造を持たない。小胞体の表面に付着することはあるが自身は膜に囲まれていない。

正解: 4

要点: リソソームは一重の生体膜に包まれた細胞小器官で、内部に加水分解酵素を蓄えている。

リソソームは脂質二重層の膜に囲まれた細胞小器官で、内部は水素イオンの汲み入れによって酸性に保たれ、酸性下で働く多種の加水分解酵素を含む。取り込んだ異物や不要になった自己成分を安全に分解できるのは、膜が酸性環境と分解酵素を細胞質から仕切っているためであり、膜を持つ構造体として問われている。

関連キーワード: 細胞小器官・リソソーム・生体膜

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問17/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)