地域の栄養施策の見直しに向けて、地域住民の状況を把握することになった。そのための調査方法に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

公衆栄養学

1 集合法では、郵送法に比べて質問紙の配布数に対する回収率が高くなる。
2 面接法では、配票法に比べて回答者に質問の意味を誤解されやすい。

なぜ違う: 調査者が直接向き合って尋ねる方法は、その場で質問の意味を説明できるため誤解は少ない。置いてきた質問紙を後日回収する方法のほうが誤解は生じやすい。

3 非統制観察では、定量化したデータを容易に得ることができる。

なぜ違う: 枠組みを定めずありのままを観察する方法は、質的で豊かな情報を得られる反面、数値として整理しにくい。定量化しやすいのは項目を定めた観察である。

4 電話調査法では、面接法に比べて費用がかかる。

なぜ違う: 電話で尋ねる方法は訪問や面接に比べて移動や人手が少なく済み、費用は安く抑えられる。ただし長く複雑な質問には向かない弱点がある。

5 選択肢を用いた質問紙調査では、住民の本音や新しい意見を引き出しやすい。

なぜ違う: あらかじめ用意した回答の候補から選ばせる形式は集計しやすい反面、想定外の意見は拾えない。本音や新たな視点を得たいなら自由回答や面接が向く。

正解: 1

要点: 対象者に集まってもらいその場で記入・回収する方法は、郵送に比べて回収率が高くなる。

この設問は住民調査における方法ごとの長所短所を問う。対象者に一か所へ集まってもらい、その場で説明して質問紙に記入させ回収する方法は、配布した分がほぼそのまま手元に戻るため回収率が高い。調査者が同席するので疑問にその場で答えられ、記入漏れも減らせる。一方、郵送でやりとりする方法は広い範囲を安価に調べられる反面、返送されない分が生じて回収率は下がりやすい。

関連キーワード: 質問紙調査・集合法・回収率

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午後の部) 問149/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午後の部)