行政栄養士が行う発災前および発災後における栄養・食生活支援に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

公衆栄養学

1 管内の高齢者施設に対して、最低1日分の食料および飲料水の備蓄を指導する。
2 家庭における食料備蓄を推進する。

なぜ違う: 各家庭での食料備蓄の推進は、災害への備えとして行政栄養士が平常時から担う役割であり、記述は正しい。誤りを選ぶ設問なので該当しない。

3 避難所の巡回栄養相談等の専門的な活動を行う。

なぜ違う: 避難所を巡回して栄養相談や食事内容の改善を助言することは、発災後の専門的支援として想定されている活動であり、記述は正しい。

4 日本栄養士会災害支援チーム(JDA─DAT)と連携して被災地での栄養・食生活支援を行う。

なぜ違う: 災害時に派遣される栄養の専門支援チームと連携し、被災地で食事や栄養に関する支援にあたることは適切な対応であり、記述は正しい。

5 平常時から関係機関とのネットワークを構築しておく。

なぜ違う: 平常時から関係機関や関係職種とのつながりをつくっておくことは、発災時に速やかに支援を動かすための基本であり、記述は正しい。

正解: 1

要点: 災害への備えとして施設に求める食料と飲料水の備蓄は、最低1日分では不十分である。

この設問は災害時に備えた行政栄養士の平常時の役割を問う。大規模災害では支援物資の到着まで数日を要することが想定されるため、家庭にも施設にも最低3日分、可能であれば1週間分程度の食料と飲料水を確保しておくことが求められる。とくに高齢者施設のように配慮が必要な人が集まる場では、嚥下や治療上の制限に対応した備蓄も含めて指導することが重要になる。

関連キーワード: 災害時の栄養・行政栄養士・備蓄

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午後の部) 問150/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午後の部)