日本人の食事摂取基準(2025年版)を用いた、30~49歳の集団における食事摂取状況の評価に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

公衆栄養学

1 エネルギー摂取の過不足の評価では、BMIの分布を用いる。
2 栄養素の摂取不足の評価では、摂取量の中央値とRDAを比較する。

なぜ違う: 集団での不足評価に用いるのは推定平均必要量を下回る者の割合である。推奨量は個人の摂取量の目標として使う指標で、中央値との比較はしない。

3 栄養素の摂取不足の評価では、AIを下回る者の割合を算出する。

なぜ違う: 目安量を用いる場合は、集団の摂取量の中央値が目安量以上かどうかで判断する。下回る者の割合を求めて評価する方法はとらない。

4 栄養素の過剰摂取の評価では、EARを上回る者の割合を算出する。

なぜ違う: 過剰摂取の評価には耐容上限量を上回る者の割合を用いる。推定平均必要量は不足の評価に使う指標であり、目的が入れ替わっている。

5 生活習慣病の発症予防を目的とした評価では、摂取量の集団平均値がDGの範囲内であることを確認する。

なぜ違う: 生活習慣病の予防では、目標量の範囲を外れる者の割合を算出して評価する。平均値が範囲内でも、外れている者が多い可能性がある。

正解: 1

要点: 集団におけるエネルギー摂取の過不足は、摂取量ではなく体格指数の分布を用いて評価する。

この設問は食事摂取基準の集団への活用方法を問う。エネルギーについては、摂取量の推定に伴う測定誤差が大きいため、指標として体格を用いる。集団評価では、目標とするBMIの範囲を下回る者と上回る者の割合を求め、集団としてエネルギー摂取が過剰または不足の方向に偏っていないかを判断する。得られた分布をもとに、計画では望ましい範囲に入る者を増やす方向で目標を立てる。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: 食事摂取基準・集団の評価・BMI

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午後の部) 問148/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午後の部)