公衆栄養活動におけるポピュレーションアプローチの取組である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

公衆栄養学

1 飲食店を対象とした減塩メニューの開発支援

なぜ違う: 飲食店で塩分を控えたメニューが選べるようにする支援は、店を利用する人全体の摂取量を下げる働きかけであり、集団全体を対象とする取り組みにあたる。

2 野菜摂取促進イベントの実施

なぜ違う: 野菜を食べることを呼びかける催しは、参加者を限定せず広く行動変容を促すものであり、集団全体を対象とする取り組みにあたる。

3 社員食堂における栄養バランスに関する卓上POPの設置

なぜ違う: 社員食堂に栄養バランスを伝える卓上の掲示を置く取り組みは、利用者すべてが目にする情報提供であり、集団全体への働きかけにあたる。

4 通いの場におけるフレイル予防のための料理教室の実施

なぜ違う: 地域の集いの場で行う予防のための料理教室は、参加を広く募って行う一次予防の取り組みであり、集団全体への働きかけにあたる。

5 低栄養高齢者を対象とした訪問栄養相談の実施

正解: 5

要点: 低栄養の高齢者を選び出して行う個別の訪問相談は、高リスク者への働きかけにあたる。

この設問は集団全体への働きかけと高リスク者への働きかけの区別を問う。低栄養と判定された高齢者を選び出し、自宅を訪問して個別に相談に応じる取り組みは、リスクの高い人を特定して集中的に介入する方法にあたる。これに対し集団全体を対象とする方法は、危険因子の分布そのものを望ましい方向へずらすことをねらい、対象を絞らず環境や情報に広く働きかける点で性質が異なる。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: ポピュレーションアプローチ・ハイリスクアプローチ・一次予防

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午後の部) 問151/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午後の部)