血液疾患に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち

1 溶血性貧血では、尿中ウロビリノーゲンが減少する。

なぜ違う: 溶血性貧血では赤血球の破壊が進んでヘモグロビンの分解が亢進し、間接ビリルビンが増えるため、尿中ウロビリノーゲンはむしろ増加する。

2 成人T細胞白血病は、ヒト免疫不全ウイルスにより起こる。

なぜ違う: 成人T細胞白血病の原因はヒトT細胞白血病ウイルスである。ヒト免疫不全ウイルスが引き起こすのは後天性免疫不全症候群である。

3 喫煙者では、ヘモグロビン濃度が低下する。

なぜ違う: 喫煙では一酸化炭素がヘモグロビンと結合して酸素運搬能が低下するため、これを補おうとして赤血球数やヘモグロビン濃度はむしろ高くなる。

4 血友病では、関節内出血がみられない。

なぜ違う: 血友病は凝固因子の欠乏による疾患で、関節内出血を繰り返して関節症を来すことが特徴的な症状として知られる。筋肉内出血も生じやすい。

5 急性白血病では、出血傾向がみられる。

正解: 5

要点: 急性白血病では骨髄での正常な造血が抑えられて血小板が減少し、出血傾向がみられる。

急性白血病では骨髄で白血病細胞が増殖して正常な造血が抑えられるため血小板が減少し、皮下出血や歯肉出血、鼻出血といった出血傾向が現れる。同時に赤血球の減少による貧血症状と、正常な好中球の減少による易感染性も生じ、これら三系統の血球減少に由来する症状が典型的な臨床像となる。

関連キーワード: 血液疾患・急性白血病・出血傾向

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問39/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)