膠原病・自己免疫疾患に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち

1 全身性エリテマトーデスは、日光浴で軽快する。

なぜ違う: 全身性エリテマトーデスは紫外線により症状が悪化し、皮疹の増悪や再燃の誘因となる。日光を避ける生活指導が必要で、日光浴で軽快することはない。

2 関節リウマチは、加齢に伴い寛解する。

なぜ違う: 関節リウマチは加齢に伴って自然に寛解する疾患ではない。治療しなければ滑膜の炎症により関節破壊が進行し、変形や機能障害を残す。

3 強皮症では、消化管蠕動運動が亢進する。

なぜ違う: 強皮症では消化管の平滑筋が線維化して蠕動運動が低下し、逆流性食道炎や便秘、腸内細菌の異常増殖による吸収不良を来しやすくなる。

4 皮膚筋炎は、悪性腫瘍を合併しやすい。
5 シェーグレン症候群では、唾液分泌が亢進する。

なぜ違う: シェーグレン症候群では唾液腺や涙腺が自己免疫性に障害されるため、唾液分泌はむしろ減少し、口腔乾燥やう蝕、ドライアイを来す。

正解: 4

要点: 皮膚筋炎は内臓の悪性腫瘍を合併しやすく、診断時には腫瘍の検索が併せて行われる疾患である。

皮膚筋炎は特徴的な皮疹と体幹に近い部位の筋力低下を示す炎症性の筋疾患で、とくに中高年での発症例では内臓の悪性腫瘍を合併する頻度が高いことが知られている。腫瘍随伴症候群として現れることがあるため、診断時および経過中に画像検査や内視鏡による悪性腫瘍の検索が行われる点が論点である。

関連キーワード: 膠原病・皮膚筋炎・自己免疫疾患

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問41/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)