脂質代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち

1 インスリンは、リポたんぱく質リパーゼ活性を低下させる。

なぜ違う: インスリンは脂肪組織などのリポたんぱく質リパーゼ活性を高め、脂肪の取り込みを促す。

2 リポたんぱく質リパーゼの異常では、高キロミクロン血症をきたす。
3 家族性高コレステロール血症は、グルコース─6─ホスファターゼの欠損によって起こる。

なぜ違う: 家族性高コレステロール血症は主にLDL受容体などの異常による。グルコース-6-ホスファターゼ欠損は糖原病Ⅰ型に関係する。

4 ネフローゼ症候群の診断基準では、脂質異常症が必須条件である。

なぜ違う: ネフローゼ症候群の必須条件は高度たんぱく尿と低アルブミン血症であり、脂質異常症は参考所見である。

5 著明な高コレステロール血症では、急性膵炎を起こす。

なぜ違う: 急性膵炎のリスクとなるのは著明な高トリグリセリド血症である。

正解: 2

リポたんぱく質リパーゼはキロミクロン中の中性脂肪を分解する。機能の異常によりキロミクロンが血中に停滞し、高キロミクロン血症を来す。

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出典:第39回管理栄養士国家試験(午前の部) 問25/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第39回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)(国立国会図書館WARP保存版)