公衆栄養に関係する国際的な組織に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

公衆栄養学

1 世界保健機関(WHO)は、全ての子どもの権利が実現される世界を目指して設置された。

なぜ違う: 子どもの権利の実現を掲げて設立されたのは国連児童基金である。世界保健機関はすべての人々が可能な最高の健康水準に到達することを目的とする。

2 国連食糧農業機関(FAO)は、世界のフードセキュリティの達成を目指して設置された。
3 国連児童基金(UNICEF)は、食料需給表作成の手引きを定めている。

なぜ違う: 食料需給表作成の手引きを示しているのは国連食糧農業機関である。国連児童基金は子どもの保健や栄養、教育などの支援を担っている。

4 国連世界食糧計画(WFP)は、食品表示のガイドラインを定めている。

なぜ違う: 食品の表示を含む国際的な食品規格やガイドラインを定めるのは食品規格委員会である。国連世界食糧計画は食料援助や学校給食支援を担う。

5 コーデックス委員会(CAC)は、学校給食プログラムを実施している。

なぜ違う: 学校給食プログラムを実施しているのは国連世界食糧計画である。食品規格委員会は国際的な食品規格づくりを担う機関で、事業実施は行わない。

正解: 2

要点: 国連食糧農業機関は、世界の食料確保と栄養改善、農林水産業の発展を目的に設立された。

この設問は国際機関の役割分担を問う。国連食糧農業機関は、飢餓の解消と世界の人々が十分で安全な食料を得られる状態の実現を目的として設立された機関で、農林水産業の生産性向上や食料需給の統計整備、食料需給表作成の手引きの策定などを担う。食品規格に関する取り組みも世界保健機関と共同で運営しており、食料と栄養の国際的な基盤づくりを幅広く担当している。

関連キーワード: FAO・国際機関・フードセキュリティ

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午後の部) 問144/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午後の部)