半定量食物摂取頻度調査法に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

公衆栄養学

1 対象者が摂取した全ての食品と量を、対象者自身が調査票に記録する方法である。

なぜ違う: 食べた食品と量をすべて対象者が書き出すのは食事記録法の説明である。この方法はあらかじめ決められた食品リストへ回答する形式をとる。

2 対象者の記憶に依存しない。

なぜ違う: 一定期間の食習慣を思い出して答える形式のため、記憶に強く依存する。記憶に依存しないのは、実際に量って記録する方法や陰膳法である。

3 複数日の食事記録法に比べて対象者の負担が大きい。

なぜ違う: 質問紙に回答するだけで済むため、複数日にわたって記録を続ける方法よりも対象者の負担は小さい。大規模な調査で用いられる理由でもある。

4 調査者の熟練を必要とする。

なぜ違う: 自記式の標準化された質問紙が中心で、調査者の熟練は必須ではない。熟練を要するのは聞き取りで詳細を確認する食事思い出し法である。

5 習慣的な摂取量に関して、集団内における個々人の順位付けに用いられる。

正解: 5

要点: 食物摂取頻度調査は、習慣的な摂取量にもとづく集団内での個人の順位づけに適している。

この設問は食事調査法の特性を問う。半定量食物摂取頻度調査法は、あらかじめ用意した食品リストについて、一定期間の食べる頻度と1回の目安量を回答してもらう方法である。絶対量の推定精度は高くないが、標準化された質問紙で多人数を低コストに調べられ、長期間の習慣的な摂取傾向を反映するため、摂取量の多い人と少ない人を並べ替える順位づけや、疫学研究での曝露評価に適している。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: 食物摂取頻度調査・食事調査法・習慣的摂取量

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午後の部) 問145/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午後の部)