公衆栄養マネジメントに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

公衆栄養学

1 地域診断は、医療機関が中心になって行う。

なぜ違う: 地域診断は行政の栄養担当をはじめ、住民や関係機関を含む多様な主体が協働して行うもので、医療機関が中心になるとは限らない。

2 プリシード・プロシードモデルの最終目標は、生活習慣病の発症予防である。

なぜ違う: プリシード・プロシードモデルが最終的に目指すのは生活の質の向上であり、疾病の発症予防はその手前に位置づけられる成果にあたる。

3 課題解決型アプローチでは、住民が主体となって目指す姿を決める。

なぜ違う: 住民が主体となって目指す姿を描き、そこから取り組みを考えるのは目的設定型のアプローチである。課題解決型は現状の問題点の分析から出発する。

4 食環境整備は、環境負荷を低減する食料の生産システムを開発することである。

なぜ違う: 食環境整備の中心は、健康に配慮した食物へのアクセスと栄養情報へのアクセスをともに改善することである。生産システムの開発そのものを指す用語ではなく、選択肢の記述は定義に当てはまらない。

5 PDCAサイクルに従って実施する。

正解: 5

要点: 公衆栄養の取り組みは、計画・実施・評価・改善を繰り返す循環に沿って進めるのが基本。

この設問は公衆栄養マネジメントの進め方を問う。地域の栄養課題への取り組みは、実態把握と課題抽出、目標設定と計画立案、実施、評価、そして結果を踏まえた改善という循環に沿って行われる。評価は経過・影響・結果の各段階で行い、得られた知見を次の計画へ戻すことで施策の質を高めていく。健康増進計画や食育推進計画もこの考え方で策定・見直しが進められる。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: 公衆栄養マネジメント・PDCA・地域診断

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午後の部) 問147/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午後の部)