患者調査および国民生活基礎調査に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

社会・環境と健康

1 いずれも3年に1回行われる。

なぜ違う: 患者調査は3年ごとだが、国民生活基礎調査は毎年実施され、3年ごとに大規模調査を行う形をとる。実施間隔は両者で一致しない。

2 患者調査では、自覚症状のある人の割合が示される。

なぜ違う: 自覚症状のある人の割合、すなわち有訴者率を示すのは世帯を対象とした国民生活基礎調査である。医療施設側から報告される患者調査では把握できない。

3 患者調査では、受診しない人が多い疾病の患者数は、実際よりも多く見積もられる。

なぜ違う: 医療機関を受診した患者を数える設計であるため、受診しない人が多い疾病では患者数はむしろ少なく見積もられる。過大評価にはならない。

4 患者調査では、介護が必要となった原因を把握できる。

なぜ違う: 介護が必要となった主な原因を把握するのは国民生活基礎調査の介護票である。医療施設からの報告に基づく患者調査ではこの情報は扱わない。

5 国民生活基礎調査の健康票では、自己申告による傷病名が把握される。

正解: 5

要点: 国民生活基礎調査の健康票は、世帯員本人の申告による傷病名や自覚症状を把握する仕組み。

国民生活基礎調査は世帯を対象とした標本調査で、健康票では自覚症状(有訴者)、通院の状況、日常生活への影響などを世帯員の自己申告として集める。ここで得られる傷病名は医師の診断を照合したものではなく回答者本人の申告に基づく。一方の患者調査は医療施設を対象に、抽出日に受療した患者の状況を医療機関側が報告するもので、両者は情報源も把握できる内容も異なる。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: 患者調査・国民生活基礎調査・保健統計

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問4/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)