新生児期において、成人期より高い活性を示す消化酵素である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

応用栄養学

1 唾液アミラーゼ

なぜ違う: 唾液アミラーゼの活性は新生児期には低く、でんぷんを含む食物の摂取が増える離乳期以降に高まっていく。乳汁にはでんぷんがほとんど含まれない。

2 ラクターゼ
3 ペプシン

なぜ違う: ペプシンのもととなるペプシノーゲンの分泌や胃酸の分泌は新生児期には未熟で、たんぱく質の消化能力は成人より低い。成長に伴って高まっていく。

4 トリプシン

なぜ違う: 膵液に含まれるトリプシンは新生児期にも分泌されるが、膵外分泌機能そのものが未熟で活性は成人より低い。乳汁のたんぱく質が消化しやすいことで補われている。

5 膵リパーゼ

なぜ違う: 膵リパーゼの活性は新生児期には低く、脂肪の消化は舌リパーゼや胃リパーゼ、母乳に含まれる胆汁酸刺激リパーゼの働きによって補われている。

正解: 2

要点: 乳汁が唯一の栄養源である新生児期は、乳糖を分解するラクターゼの活性が成人期より高い。

新生児は乳汁を唯一の栄養源としており、その糖質のほとんどは乳糖である。乳糖は小腸微絨毛膜のラクターゼによってグルコースとガラクトースに分解されて吸収されるため、この酵素の活性は出生の時点ですでに高い水準に達している。離乳が進んで乳汁の摂取が減ると活性は次第に低下し、成人ではより低い水準にとどまる。

関連キーワード: 新生児・消化酵素・ラクターゼ

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問89/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)