高齢期において、成人期に比較して上昇・亢進する項目である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

応用栄養学

1 基礎代謝量

なぜ違う: 基礎代謝量は、加齢に伴う除脂肪量の減少を主な理由として低下する。体重当たりでみても低下し、エネルギー必要量が減っていく要因となる。

2 たんぱく質同化抵抗性
3 インスリン感受性

なぜ違う: インスリン感受性は加齢とともに低下し、筋量の減少や内臓脂肪の増加も加わって耐糖能が悪化しやすくなる。高まる方向の変化ではない。

4 食事由来のビタミンB12の吸収率

なぜ違う: 加齢による胃酸分泌の低下で食品中のビタミンB12はたんぱく質から遊離しにくくなり、吸収率は低下する。強化食品などの遊離型は影響を受けにくい。

5 免疫機能

なぜ違う: 免疫機能は加齢に伴って低下し、とくにT細胞を中心とする細胞性免疫の働きが衰える。感染症にかかりやすく、重症化もしやすくなる。

正解: 2

要点: 加齢に伴い、同じ量のたんぱく質を摂っても筋の合成が起こりにくい同化抵抗性が高まる。

高齢期には、たんぱく質やアミノ酸の摂取に対して骨格筋のたんぱく質合成が立ち上がりにくくなる同化抵抗性がみられる。若年者と同じ量を摂っても合成の反応が小さいため、必要量を満たしていても筋量の維持が難しくなり、サルコペニアの一因となる。そのため1食当たりのたんぱく質量を確保し、運動と組み合わせる対応が重視される。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: 高齢期・同化抵抗性・サルコペニア

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問93/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)