50歳、男性。身長170 cm、体重59 kg。血圧145/90 mmHg。45歳時に交通外傷のため左大腿を切断している。高血圧症のため外来受診し、栄養食事指導を行うこととなった。片側の大腿以遠の体重に占める割合を18.5%とし、この患者の栄養評価を行った。左大腿切断を考慮して補正したBMI(kg/m²)として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。

臨床栄養学

1 18

なぜ違う: 補正の方向を逆に取り、体重をさらに減じた場合に近い値である。欠損分を補って体重を増やす向きに換算するため、補正後は未補正の約20より大きくなる。

2 20

なぜ違う: 実測体重59 kgをそのまま身長で除した未補正の値に相当する。切断による体重の減少を考慮していないため、栄養状態を過小評価してしまう。

3 22

なぜ違う: BMI 22から逆算した補正体重は22×1.70²=約63.6 kgで、実測59 kgとの差は約4.6 kgにすぎない。これは欠損割合を約7%とみなす計算であり、設問で示された18.5%を反映できていない。

4 25
5 27

なぜ違う: 体重を過大に換算した場合の値である。59を0.815で除すと約72 kgであり、78 kg前後を仮定しないとこの水準には達しない。

正解: 4

要点: 大腿切断分を差し引いた体重比で補正すると、BMIはおよそ25 kg/m²と算出される。

四肢の欠損がある場合は、現体重を欠損がなかった場合の体重に換算してからBMIを求める。片側の大腿以遠が全体重の18.5%を占めるので、実測体重は本来の81.5%に相当する。59を0.815で割ると約72 kgとなり、身長1.7 mの二乗である2.89で割ると約25 kg/m²になる。補正しないと約20となり、栄養状態を実際より低く見積もってしまう。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: BMI補正・四肢切断・栄養評価・計算

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午後の部) 問113/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午後の部)