クリニカルパスに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

臨床栄養学

1 急性疾患にのみ使用する。

なぜ違う: 対象は急性疾患に限らず、慢性疾患の教育入院や検査入院、外来や在宅を含む地域連携でも用いられる。経過を標準化できる場面であれば幅広く適用される。

2 患者には開示しない。

なぜ違う: 患者用に平易な言葉で作成したものを説明し提示するのが一般的で、治療の見通しを共有して主体的な参加を促す目的がある。非開示が前提ではない。

3 標準化されたものから逸脱するケースを、アウトカムという。

なぜ違う: 標準の経過から外れた事象はバリアンスと呼ぶ。アウトカムは各段階で達成されるべき目標として設定される到達点を指し、意味が入れ替わっている。

4 導入により、在院日数は延長される。

なぜ違う: 業務の標準化と無駄の削減により、在院日数はむしろ短縮する方向に働く。医療の質の均てん化と費用の適正化が導入の目的である。

5 他の職種の処置を把握できる。

正解: 5

要点: クリニカルパスは多職種の予定を時系列で一覧化するので、他職種の処置内容も把握できる。

クリニカルパスは、標準的な治療・検査・ケアの内容を入院からの時間経過に沿って一覧表にしたものである。医師、看護師、薬剤師、管理栄養士など関わる職種の予定が同じ表に並ぶため、各職種が互いの処置やケアの時期と内容を確認しながら業務を進められる。チーム医療における情報共有の道具として機能する。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: クリニカルパス・チーム医療・バリアンス

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午後の部) 問112/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午後の部)