75歳、女性。心不全。軽度の身体活動で呼吸苦があり、状態が悪化して入院となった。浮腫も認められ、利尿薬の投与が開始された。身長150 cm、体重45 kg、BMI 20.0 kg/m2。空腹時の血液検査値は、ナトリウム135 mEq/L、カリウム4.0 mEq/L、クレアチニン0.6 mg/dL。かろうじて経口摂取ができている。この患者の1日当たりの目標栄養量として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。

臨床栄養学

1 エネルギーは、1,600 kcalとする。

なぜ違う: 急性増悪で活動が制限されているため、体重当たり約36 kcalとなる1,600 kcalを一律に設定するのは適切でない。

2 たんぱく質は、60 gとする。
3 食塩は、3gとする。

なぜ違う: かろうじて経口摂取している状況では3 gという強い減塩で摂取量をさらに下げるおそれがある。

4 水分は、2,000 mLとする。

なぜ違う: 浮腫を伴う心不全増悪時に水分2,000 mLを一律に設定するのは適切でない。体液状態を踏まえる必要がある。

正解: 2

60 gは体重45 kgに対して約1.3 g/kg/日であり、腎機能に大きな異常がない本症例で筋量維持と低栄養予防に配慮した設定である。

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出典:第39回管理栄養士国家試験(午後の部) 問125/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第39回管理栄養士国家試験 試験問題(午後の部)(国立国会図書館WARP保存版)