70歳、男性。食後に胸やけ、悪心、食物のつかえ感を訴え、胃食道逆流症(GERD)と診断された。この患者の症状を増悪させないために、摂取を避けるように指導する食品および料理として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。

臨床栄養学

1 グレープフルーツ
2 麦茶

なぜ違う: 刺激が少なく酸度も低い飲み物であり、症状を強める要因にはならない。カフェインを含む飲料と比べても選びやすく、避ける必要はない。

3 白粥

なぜ違う: 消化がよく粘膜への刺激が少ない主食であり、症状のある時期にも適する。避けるよう指導する対象ではなく、むしろ選びやすい食品である。

4 卵豆腐

なぜ違う: 脂質が少なく口当たりのよいたんぱく質源であり、粘膜を刺激しない。避ける必要はなく、むしろ摂取しやすい食品として勧められる。

5 里芋の煮物

なぜ違う: 脂質が少なくやわらかく調理されているため、消化管への負担は小さい。香辛料や酸味を控えて調理すれば、症状を強める要因になりにくい。

正解: 1

要点: 酸味の強いかんきつ類は食道の粘膜を刺激し、逆流の症状を悪化させるため摂取を避ける。

胃食道逆流症では、胃酸が食道へ逆流して粘膜を刺激することで胸やけなどの症状が起こる。酸味の強いかんきつ類は酸度が高く、傷んだ食道粘膜を直接刺激して症状を強める。あわせて脂質の多い食品、香辛料、チョコレート、コーヒー、アルコールなども、下部食道括約筋の圧を下げたり酸の分泌を高めたりするため控える。

関連キーワード: 胃食道逆流症・GERD・食事指導

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午後の部) 問124/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午後の部)