膵炎の栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

臨床栄養学

1 急性膵炎で激しい上腹部痛がある場合、成分栄養剤を用いて経腸栄養を行う。

なぜ違う: 急性膵炎の栄養療法は重症度や消化管機能を評価して選ぶ。激しい腹痛時に一律に成分栄養剤で経腸栄養を開始する説明ではない。

2 急性膵炎患者の食事開始時は、脂質10 g/日以下とする。
3 慢性膵炎非代償期では、たんぱく質を0.8 g/kg標準体重/日に制限する。

なぜ違う: 非代償期は消化吸収不良が問題となるため、十分なたんぱく質を確保する。0.8 g/kgへ一律に制限しない。

4 慢性膵炎非代償期では、脂溶性ビタミンの摂取を制限する。

なぜ違う: 脂肪吸収不良により脂溶性ビタミン不足が生じやすく、制限ではなく不足への対応が必要である。

5 慢性膵炎非代償期で二次性糖尿病がみられる場合、エネルギー量は20 kcal/kg標準体重に制限する。

なぜ違う: 非代償期は低栄養や低血糖にも注意し、20 kcal/kgへの厳しいエネルギー制限を基本とはしない。

正解: 2

第39回試験の条件では、急性膵炎の食事再開時は脂質10 g/日以下の低脂肪食から始め、症状をみながら進める選択肢が適切である。

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出典:第39回管理栄養士国家試験(午後の部) 問122/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第39回管理栄養士国家試験 試験問題(午後の部)(国立国会図書館WARP保存版)