公衆栄養活動に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

公衆栄養学

1 ナッジは、個人を説得して介入する方法である。
2 ヘルスプロモーションとは、人々が主体的に健康をコントロールし、改善できるようにするプロセスをいう。

なぜ違う: ヘルスプロモーションは人々が自らの健康をコントロールし改善できるようにするプロセスというオタワ憲章の定義どおりで、記述は正しい。誤りを選ぶ設問なのでこれは該当しない。

3 健康日本21では、ヘルスプロモーションの概念を基盤としている。

なぜ違う: 健康日本21は当初から一貫してヘルスプロモーションの考え方を基盤に、個人の努力と社会環境の整備を組み合わせて進める枠組みであり、記述は正しい。

4 健康日本21(第三次)では、「自然に健康になれる環境づくり」が掲げられている。

なぜ違う: 健康日本21(第三次)は、自然に健康になれる環境づくりを新しい視点のひとつとして明確に掲げており、記述は正しい。誤りを選ぶ設問なので該当しない。

5 ソーシャルキャピタルは、社会における人々の結束により得られる。

なぜ違う: ソーシャルキャピタルは人々のつながりや信頼、助け合いの規範といった社会的な結束から生まれる資源を指しており、記述は正しい。

正解: 1

要点: ナッジは説得によって動かす手法ではなく、望ましい選択が自然に選ばれる環境を整える工夫。

この設問は公衆栄養活動を支える基本概念の理解を問う。ナッジは、行動経済学の知見をもとに選択の自由を残したまま望ましい行動が選ばれやすくなるよう環境や情報の提示方法を工夫する手法である。強制や説得によって個人を動かすのではなく、目に入る位置に野菜料理を並べるなど、無理なく健康的な選択に近づく仕掛けをつくる点が特徴で、集団全体への働きかけと相性がよい。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: ナッジ・ヘルスプロモーション・健康日本21

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午後の部) 問137/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午後の部)