嚥下内視鏡検査の結果、嚥下障害と診断された患者である。日本摂食嚥下リハビリテーション学会の嚥下調整食分類2021のコード2─2(嚥下調整食2─2)を適用することになった。この患者に適している食品として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。

臨床栄養学

1 軟飯

なぜ違う: 米粒の形が残る主食は咀嚼と食塊形成の力を要し、この段階では負担が大きい。口の中でばらけやすく、咽頭に残留する危険がある。

2 冷奴

なぜ違う: 表面はなめらかでも口の中で崩れてばらけやすく、まとまりに欠ける。ばらけた小片が咽頭に残って誤嚥を招く危険があり適さない。

3 粒入りコーンポタージュスープ

なぜ違う: 液体の中に粒が混じる形態は、液体と固形が別々に動くため咽頭でまとまりにくい。誤嚥を招きやすく、この段階では避けるべき形態である。

4 長芋のとろろ
5 牛乳

なぜ違う: さらさらした液体は流れる速度が速く、嚥下反射が遅れると気道に入りやすい。とろみを付けない状態のままでは適した食品といえない。

正解: 4

要点: この段階の食事では、なめらかでまとまりがよく口の中でばらけにくい形態の食品が適する。

この段階の嚥下調整食は、ピューレやペースト状で、べたつかずにまとまりやすく、スプーンですくって食べられる形態が求められる。すりおろした長芋は適度な粘度があってひとかたまりになりやすく、口の中での送り込みや咽頭の通過が安定するため適している。押しつぶしや送り込みの力が弱い場合でも対応しやすい。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: 嚥下調整食・嚥下障害・食形態

同じ回の前後の問題

臨床栄養学の他の問題

アプリで弱点分析つきの演習ができます

App Store

管理栄養士国家試験の学習アプリ(管理栄養士国試トレ)

出典:第40回管理栄養士国家試験(午後の部) 問136/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午後の部)