牛乳に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

食べ物と健康

1 カゼインは、たんぱく質の約20%を占める。

なぜ違う: カゼインは牛乳たんぱく質の主成分で、全体のおよそ8割を占める。約2割にとどまるのは、酸沈殿しない残りのホエーたんぱく質のほうである。

2 α─ラクトアルブミンは、ホエーたんぱく質の約20%を占める。
3 トリグリセリドは、脂質の約2%を占める。

なぜ違う: 牛乳の脂質は、その95〜98%がトリグリセリドである。普通牛乳の脂質含量は可食部100g当たり約3.8gであり、約2%という値はどちらの意味でも当てはまらない。

4 乳糖は、スクラーゼによって加水分解される。

なぜ違う: 乳糖を加水分解するのはラクターゼで、ガラクトースとグルコースに分かれる。スクラーゼが分解するのはショ糖であり、酵素と基質の対応が異なる。

5 油中水滴(W/O)型エマルションである。

なぜ違う: 牛乳は水を連続相として脂肪球が分散した水中油滴(O/W)型エマルションである。油中水滴型に相転換したものにはバターが該当する。

正解: 2

要点: 牛乳のホエーたんぱく質の内訳を問う設問で、α─ラクトアルブミンはその約20%を占める。

牛乳のたんぱく質は、酸で沈殿するカゼインと上清に残るホエー(乳清)たんぱく質に大別される。ホエーたんぱく質の主体はβ─ラクトグロブリンで、次いで多いのがα─ラクトアルブミンであり、おおむね2割程度を占める。カゼインとホエーの比率、さらにホエー内部の組成という二段構えの知識が問われている。

関連キーワード: 牛乳・乳たんぱく質・ホエー

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問44/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)