ナイアシンは必須アミノ酸の1つから合成されることから、日本食品標準成分表2020年版(八訂)には、ナイアシン当量が収載されている。ナイアシン当量の算出に用いられるアミノ酸の英語表記として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。

食べ物と健康

1 glutamic acid

なぜ違う: グルタミン酸はうま味成分として知られる非必須アミノ酸で、ナイアシンの前駆体にはならない。当量の算出に加算されるのはトリプトファン由来の分である。

2 glycine

なぜ違う: グリシンは最も構造の単純な非必須アミノ酸で、ナイアシン合成の経路に関与しない。当量に上乗せされるのはトリプトファンから変換される分である。

3 lysine

なぜ違う: リシンは必須アミノ酸だが、穀類の第一制限アミノ酸として問われる成分であり、ナイアシンには変換されない。前駆体となるのはトリプトファンである。

4 threonine

なぜ違う: トレオニンも必須アミノ酸ではあるが、ナイアシンへ変換される経路をもたない。当量計算に組み込まれるのはトリプトファンの寄与のみである。

5 tryptophan

正解: 5

要点: ナイアシン当量の計算に用いられるのは、体内でナイアシンに変換されるトリプトファンである。

ナイアシンは食品から直接摂取されるほか、必須アミノ酸であるトリプトファンから体内で合成される。この寄与を織り込むため、日本食品標準成分表2020年版(八訂)ではナイアシン当量として、ナイアシン量にトリプトファン量の60分の1を加えた値が収載されている。変換に関わるアミノ酸の同定と、その英語表記の理解が問われている。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: ナイアシン当量・トリプトファン・食品成分表

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問46/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)