食品衛生行政に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

食べ物と健康

1 食品中の農薬の残留基準を定めるのは、農林水産省である。

なぜ違う: 農薬の残留基準は食品衛生法に基づいて定められるもので、農林水産省が定めるものではない。農林水産省が所管するのは農薬の登録や使用に関する規制の側である。

2 食品添加物の規格基準を定めるのは、厚生労働省である。

なぜ違う: 食品添加物の規格基準の設定は、食品衛生基準行政の移管にともない消費者庁の所管となっている。所管省庁が変更された経緯を押さえておく必要がある。

3 食品の安全性に関するリスク評価を行うのは、厚生労働省である。

なぜ違う: 食品の安全性に関するリスク評価を担うのは、リスク管理を行う行政機関から独立した食品安全委員会である。基準を定める側が自ら評価する仕組みにはなっていない。

4 保健所に配置される食品衛生監視員は、厚生労働大臣が任命する。

なぜ違う: 保健所に置かれる食品衛生監視員は、都道府県知事等がその職員のうちから任命する。厚生労働大臣が任命するのは、検疫所などに配置される国の食品衛生監視員である。

5 食中毒が疑われる患者を診察した医師は、24時間以内に最寄りの保健所に届け出なければならない。

正解: 5

要点: 食中毒を疑った医師には、24時間以内に最寄りの保健所長へ届け出る義務が課されている。

食品衛生法は、食中毒患者またはその疑いのある者を診断した医師に対し、直ちに最寄りの保健所長へ届け出ることを義務づけており、その期限は24時間以内と定められている。この届出を起点として保健所が調査を開始し、原因の究明と被害の拡大防止につなげる仕組みになっている。届出義務者と期限、届出先の対応が問われている。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: 食品衛生行政・食中毒届出・食品安全委員会

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問49/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)