難消化性オリゴ糖の三次機能に関する記述である。a~cに該当する語句の組合せとして、最も適当なのはどれか。1つ選べ。難消化性オリゴ糖は、aとして作用し、bを増殖させる。その結果、腸管内のpHが低下し、カルシウムをcして吸収率を高める作用がある。

食べ物と健康

1 プレバイオティクス ── ウェルシュ菌 ── 不溶化

なぜ違う: 難消化性オリゴ糖が増やすのは有用菌であり、ウェルシュ菌は腸内で有害物質を産生する側の菌にあたる。またpHの低下で起こるのは不溶化ではなく可溶化で、吸収が高まる方向に働く。

2 プレバイオティクス ── 乳酸菌 ── 可溶化
3 プロバイオティクス ── ウェルシュ菌 ── 可溶化

なぜ違う: プロバイオティクスは生きた有用菌そのものを指す語であり、その栄養源となる難消化性オリゴ糖には当てはまらない。増殖するのもウェルシュ菌ではなく乳酸菌などの有用菌である。

4 プロバイオティクス ── 乳酸菌 ── 可溶化

なぜ違う: 増える菌とカルシウムの状態の対応は妥当だが、難消化性オリゴ糖は菌そのものではなくその栄養源であるため、生きた菌を指す語を当てている点が誤りとなる。

5 プロバイオティクス ── 乳酸菌 ── 不溶化

なぜ違う: 菌そのものを指す語を当てている点に加え、腸管内のpH低下によって起こるのはカルシウムの可溶化であり、不溶化とする対応も成り立たない。

正解: 2

要点: 難消化性オリゴ糖はプレバイオティクスとして乳酸菌を増やし、カルシウムを可溶化して吸収を高める。

難消化性オリゴ糖は小腸で消化されずに大腸へ達し、有用菌の栄養源として働くプレバイオティクスに位置づけられる。乳酸菌やビフィズス菌が増殖して有機酸を産生すると腸管内のpHが低下し、カルシウムは溶けた状態を保ちやすくなる。可溶化されたカルシウムは吸収されやすく、この一連の対応関係が問われている。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: 難消化性オリゴ糖・プレバイオティクス・腸内細菌・カルシウム吸収

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問48/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)