米に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

食べ物と健康

1 たんぱく質含量は、陸稲米より水稲米で多い。

なぜ違う: 日本食品標準成分表では、精白米のたんぱく質含量は水稲・陸稲とも同じ値で差がない。陸稲のほうが高いのは玄米であり、「水稲米で多い」という関係は成り立たない。

2 アミロース含量は、うるち米よりもち米で多い。

なぜ違う: もち米のでんぷんはほぼアミロペクチンで、アミロースをほとんど含まない。アミロースが多いのはうるち米であり、両者の関係は逆である。粘りの差もこの組成の違いによる。

3 食物繊維含量は、精白米より半つき米で多い。
4 脂質含量は、玄米より無洗米で多い。

なぜ違う: 無洗米は精白米の表面に残ったぬかを取り除いたもので、脂質の多い胚芽やぬか層を保つ玄米より脂質は少ない。搗精が進むほど脂質は減っていく。

5 ビタミンB1含量は、胚芽精米より精白米で多い。

なぜ違う: ビタミンB1は胚芽に多く含まれるため、胚芽を残した胚芽精米のほうが多い。精白米は搗精の過程でB1の大半を失うので、含量は胚芽精米を下回る。

正解: 3

要点: 精米の程度が低いほどぬか層が残るため、食物繊維は半つき米のほうが精白米より多くなる。

玄米の外層にあたるぬか層や胚芽には食物繊維が多く含まれる。搗精はこの部分を削り取る操作なので、削る割合が小さいほど食物繊維は残ることになる。半つき米は精白米より搗精の程度が低く、ぬか層が一部残っているため、成分表でも食物繊維総量は精白米を上回る値が示される。搗精の程度と成分量の関係を問う設問である。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: 米・搗精・食物繊維

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問43/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)