食品添加物に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

食べ物と健康

1 一日摂取許容量(ADI)は、最小毒性量(LOAEL)に安全係数を乗じた値である。

なぜ違う: ADIは通常、無毒性量を安全係数で除して求める値である。最小毒性量に安全係数を乗じると値が大きくなり、安全側に見積もるという考え方と逆になる。

2 既存添加物は、一般に飲食に提供されるもので、添加物として使用されるものを指す。

なぜ違う: 既存添加物は、指定制度の導入前から国内で使用実績があるとして名簿に収載されたものを指す。一般に飲食に供されるものを添加物として使う場合は、一般飲食物添加物にあたる。

3 発色剤は、用途の表示が免除されている。

なぜ違う: 発色剤は用途名を併記して表示する対象であり、免除されていない。甘味料や保存料、着色料などとともに、用途名の併記が求められる区分に含まれる。

4 機能性表示食品に用いられるビタミン類は、表示が免除されている。

なぜ違う: 表示が免除されるのは栄養強化の目的で用いた場合などであり、機能性表示食品であることを理由にビタミン類の添加物表示が免除される仕組みはない。

5 キャリーオーバーでは、表示が免除されている。

正解: 5

要点: キャリーオーバーに当たる添加物は、最終食品で効果を発揮しないため表示が免除される。

キャリーオーバーとは、原材料の製造時に使用された添加物が、その原材料とともに最終製品へ持ち込まれるものの、量が少なく最終製品では本来の効果を発揮しない場合をいう。この条件を満たすときは表示が免除される。加工助剤や栄養強化目的での使用と並ぶ表示免除の類型として、整理して覚えることが求められている。

関連キーワード: 食品添加物・表示免除・ADI

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問54/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)