食品の加工で利用される酵素に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

食べ物と健康

1 アミラーゼは、果汁の清澄化に用いられる。
2 ナリンギナーゼは、柑橘類の苦味除去に用いられる。

なぜ違う: ナリンギナーゼは苦味成分であるナリンギンを分解する酵素で、かんきつ類の苦味除去に用いられる。記述の内容は正しく、誤りを選ぶ設問では該当しない。

3 レンニンは、チーズの製造に用いられる。

なぜ違う: レンニンはκ─カゼインを限定的に分解して乳を凝固させる凝乳酵素で、チーズの製造に用いられる。記述の内容は正しいものにあたる。

4 トランスグルタミナーゼは、成型肉の製造に用いられる。

なぜ違う: トランスグルタミナーゼはたんぱく質どうしを架橋して結着させる酵素で、成型肉やかまぼこの製造に用いられる。記述の内容は正しい。

5 インベルターゼは、転化糖の製造に用いられる。

なぜ違う: インベルターゼはショ糖をブドウ糖と果糖に分解する酵素で、転化糖の製造に用いられる。記述の内容は正しく、誤りにはあたらない。

正解: 1

要点: 果汁の清澄化に用いるのはペクチナーゼで、アミラーゼはでんぷんを分解する酵素である。

果汁の濁りは主にペクチンによる懸濁が原因であり、これを分解して清澄化するにはペクチナーゼを用いる。アミラーゼはでんぷんをデキストリンや麦芽糖へ分解する酵素で、水あめの製造や製パンでの利用が中心となる。酵素の基質と用途の対応を確認する設問であり、この記述だけが対応を誤っている。

関連キーワード: 酵素利用・ペクチナーゼ・食品加工

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問60/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)