電子レンジ加熱に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

食べ物と健康

1 アルミ箔で包んだ食品の加熱に適している。

なぜ違う: 金属はマイクロ波を反射し、火花が生じるおそれがあるため、アルミ箔で包んだ食品の加熱には適さない。包まれた内部にはマイクロ波が届かず加熱されない。

2 食品自体が発熱するため、焦げ色が付きやすい。

なぜ違う: 食品の内部から発熱し表面の温度が上がりにくいため、焼き色や焦げは付きにくい。表面に焼き色を付けたい場合はオーブンや直火による加熱が向いている。

3 加熱速度は、食品の水分量に依存する。
4 さつまいもの甘味は、蒸し加熱より電子レンジ加熱で強い。

なぜ違う: さつまいもの甘味は、加熱の途中で酵素が働きでんぷんが麦芽糖に変わることで強まる。急速に温度が上がる電子レンジでは酵素の働く時間が短く、ゆっくり加熱する蒸し加熱のほうが甘くなる。

5 じゃがいものビタミンCは、オーブン加熱より電子レンジ加熱で損失しやすい。

なぜ違う: 電子レンジ加熱は加熱時間が短く、水に溶け出す機会も少ないため、ビタミンCの損失はむしろ抑えられる傾向にある。損失しやすいとはいえない。

正解: 3

要点: 電子レンジは水分子を振動させて発熱させるため、加熱速度は食品の水分量に左右される。

電子レンジのマイクロ波は主に水分子に吸収され、分子の回転や振動にともなう摩擦熱によって食品自体が発熱する。したがって水分の多い食品ほどマイクロ波をよく吸収して速く温まり、水分の少ない食品では加熱が進みにくい。発熱の仕組みから加熱の特徴を導けるかどうかが問われている。

関連キーワード: 電子レンジ・マイクロ波・加熱調理

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問64/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)