消化酵素に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

基礎栄養学

1 α─アミラーゼは、α─1,4グリコシド結合を分解する。
2 ペプシノーゲンは、壁細胞から分泌される。

なぜ違う: ペプシノーゲンを分泌するのは胃底腺の主細胞で、壁細胞が出すのは塩酸と内因子である。分泌後に酸によって活性型のペプシンへ変換される。

3 キモトリプシンは、トリプシンのチモーゲンである。

なぜ違う: この酵素の前駆体はキモトリプシノーゲンであり、トリプシンの働きで活性化される。トリプシン自身の前駆体はトリプシノーゲンである。

4 膵リパーゼは、ランゲルハンス島から分泌される。

なぜ違う: 膵リパーゼは膵臓の外分泌部である腺房細胞から膵液中に分泌される。ランゲルハンス島は内分泌部で、インスリンなどのホルモンを分泌する。

5 カルボキシペプチダーゼは、エンド型酵素である。

なぜ違う: カルボキシペプチダーゼはペプチドのカルボキシ末端から順にアミノ酸を切り出すエキソ型酵素である。内部の結合を切るエンド型はトリプシンなど。

正解: 1

要点: 唾液や膵液のアミラーゼは、デンプンの直鎖をつくるα─1,4結合を切る酵素である。

α─アミラーゼは唾液腺と膵臓から分泌され、デンプンやグリコーゲンの直鎖部分をつくるα─1,4グリコシド結合を内部から加水分解する。その結果マルトースやデキストリンが生じ、最終的に小腸の膜消化酵素によって単糖まで分解されて吸収される。分枝部のα─1,6結合は切れず限界デキストリンが残る点も併せて押さえたい。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: 消化酵素・アミラーゼ・たんぱく質消化

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問69/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)