微量ミネラルとそれを構成成分とする生体内物質の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

基礎栄養学

1 鉄 ── グルタチオンペルオキシダーゼ

なぜ違う: グルタチオンペルオキシダーゼの構成成分となるのはセレンである。鉄はヘモグロビンやカタラーゼ、シトクロムなどに含まれている。

2 亜鉛 ── DNAポリメラーゼ
3 銅 ── サイロキシン

なぜ違う: サイロキシンは甲状腺ホルモンであり、含まれるのはヨウ素である。銅はセルロプラスミンやシトクロムオキシダーゼの構成成分となる。

4 ヨウ素 ── セルロプラスミン

なぜ違う: セルロプラスミンは銅を含む血漿たんぱく質で、鉄の輸送にもかかわっている。ヨウ素の方は、甲状腺ホルモンそのものの構成成分にあたる。

5 セレン ── ヘモグロビン

なぜ違う: ヘモグロビンに含まれる金属は鉄である。セレンの方は、グルタチオンペルオキシダーゼをはじめとする抗酸化酵素の構成成分となる。

正解: 2

要点: 亜鉛はきわめて多くの酵素の構成成分となっており、核酸の合成を担う酵素にも含まれている。

亜鉛は多数の酵素の活性中心や立体構造の維持にかかわる微量ミネラルで、DNAポリメラーゼをはじめとする核酸代謝の酵素に含まれる。転写因子の亜鉛フィンガー構造にも使われ、細胞増殖やたんぱく質合成に不可欠である。欠乏によって成長障害や味覚障害、皮膚炎が起こる背景もここにある。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: 微量ミネラル・亜鉛・酵素

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問79/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)