水分出納に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

基礎栄養学

1 代謝水の産生量は、水分摂取量に比例する。

なぜ違う: 代謝水の量はエネルギー代謝量、すなわち体内で酸化される栄養素の量に依存する。水を多く飲んだからといって増えるものではない。

2 代謝水は、水分出納における供給源となる。
3 可避尿量は、水分摂取量の影響を受けない。

なぜ違う: 摂取量に応じて増減するのが可避尿である。摂取量の影響を受けないのは、老廃物の排泄に最低限必要とされる不可避尿の方である。

4 不感蒸泄は、発汗を含む。

なぜ違う: 不感蒸泄は皮膚からの蒸発と呼気に含まれる水を指す、意識されないままの水分喪失である。汗として失われる分はここに含まれない。

5 不可避水分摂取量は、不可避尿量と不感蒸泄量の和に等しい。

なぜ違う: 不可避水分摂取量は、不可避尿と不感蒸泄、糞便中の水を合計した量から代謝水を差し引いて求められる値であり、単純な和ではない。

正解: 2

要点: 栄養素が体内で酸化されるときに生じる代謝水も、体に入る水として出納に数えられる。

代謝水は、糖質・脂質・たんぱく質が体内で酸化される過程で生じる水であり、成人で一日およそ二百から三百ミリリットル程度が作られる。飲料や食物中の水とともに体内への水の供給側に計上され、尿・不感蒸泄・糞便中の水などの排出とつり合うことで水分出納が保たれている。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: 水分出納・代謝水・不感蒸泄

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問80/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)