静脈栄養法に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

臨床栄養学

1 末梢静脈栄養では、2,500 kcal/日の投与ができる。

なぜ違う: 末梢静脈では濃度や投与水分量の制約があり、通常2,500 kcal/日を十分に投与する方法には向かない。

2 末梢静脈栄養では、浸透圧比(血漿浸透圧との比)を5とする。

なぜ違う: 末梢静脈用輸液の浸透圧比は一般に3程度以下に抑える。浸透圧比5では血管への刺激が強く、静脈炎の危険が高い。

3 脂肪は、1.5 g/kg/時の速度で投与する。

なぜ違う: 脂肪乳剤は通常0.1 g/kg/時以下などの遅い速度で投与する。1.5 g/kg/時は過大である。

4 中心静脈栄養では、糖質濃度20%の維持液の使用が可能である。
5 中心静脈栄養は、経腸栄養に比べてバクテリアルトランスロケーションを起こしにくい。

なぜ違う: 経腸栄養は腸粘膜機能を保つ。静脈栄養のみでは腸粘膜が萎縮し、バクテリアルトランスロケーションが起こりやすくなる。

正解: 4

中心静脈は血流量が多く輸液が速やかに希釈されるため、糖質濃度20%のような高濃度の維持液を使用できる。

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出典:第39回管理栄養士国家試験(午後の部) 問115/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第39回管理栄養士国家試験 試験問題(午後の部)(国立国会図書館WARP保存版)