アミノ酸代謝に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

基礎栄養学

1 フェニルアラニンは、主に肝臓で分解される。

なぜ違う: フェニルアラニンを水酸化する酵素は主に肝臓に存在し、この芳香族アミノ酸は肝臓で分解される。これは正しい記述にあたる内容である。

2 バリンは、主に骨格筋で分解される。

なぜ違う: 分枝アミノ酸は肝臓では代謝されにくく、主に骨格筋で分解されてエネルギー源となる。バリンもこれに含まれるため、正しい記述である。

3 骨格筋から放出されるアラニンは、肝臓で糖新生に利用される。

なぜ違う: 骨格筋で生じたアミノ基はアラニンの形で肝臓へ運ばれ、糖新生に使われる。グルコース・アラニン回路として知られる正しい説明である。

4 グルタミン酸は、小腸でエネルギー源として利用される。

なぜ違う: 小腸粘膜はグルタミンやグルタミン酸を主要なエネルギー源として利用している。これは正しい記述にあたり、誤りとはいえない内容である。

5 グルタミンから生じたアンモニアは、腎臓で尿素に変換される。

正解: 5

要点: 尿素をつくる回路があるのは肝臓で、腎臓ではアンモニアはそのまま尿中へ排泄される。

アンモニアを尿素に変換する尿素回路は肝細胞に存在する。腎臓ではグルタミナーゼの働きでグルタミンからアンモニアが生じるが、これは尿素にはならず、アンモニウムイオンとして尿中へ排泄され、酸の排泄すなわち酸塩基平衡の調節に使われる。アンモニア処理における臓器ごとの役割分担が問われている。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: アミノ酸代謝・尿素回路・アンモニア

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問75/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)