日本人の食事摂取基準(2025年版)におけるエネルギーに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

応用栄養学

1 目標とするBMIの範囲は、疫学研究の結果から総死亡率が低い範囲をもとに設定されている。
2 目標とするBMIの範囲は、男女で異なる。

なぜ違う: 目標とするBMIの範囲は男女共通の値として示されており、性別による違いは設けられていない。年齢区分によって範囲が変わる点と混同しやすいので注意したい。

3 目標とするBMIの範囲の下限値は、全ての年齢区分で同じである。

なぜ違う: 下限値は年齢区分によって異なり、高齢になるほど低体重による不利益を避ける観点から高めに設定されている。全年齢で同じ値が使われているわけではない。

4 エネルギー消費量は、安静時代謝量に身体活動レベル基準値を乗じて算出する。

なぜ違う: 推定エネルギー必要量の算定に用いるのは基礎代謝量であり、これに身体活動レベルを乗じる。安静時代謝量は座位安静時の値で基礎代謝量より大きく、この算定には用いない。

5 3~5歳の身体活動レベル(カテゴリー)は、2区分である。

なぜ違う: 3〜5歳の推定エネルギー必要量は、身体活動レベル「ふつう」に相当する1区分だけが示され、「低い」「高い」は設定されていない。2区分ではなく、6〜7歳以降に「低い」「ふつう」「高い」の3区分となる。

正解: 1

要点: 目標とするBMIの範囲は、疫学研究で総死亡率が最も低かったBMIをもとに定められている。

エネルギー摂取の過不足は体重やBMIの変化によって評価する方針がとられており、成人では目標とするBMIの範囲が示されている。この範囲は、観察疫学研究において総死亡率が最も低かったBMIを基本とし、日本人のBMIの実態や主要な生活習慣病の発症との関連もあわせて考慮したうえで、年齢区分ごとに幅をもたせて設定されたものである。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: 食事摂取基準2025・目標とするBMI・エネルギー

同じ回の前後の問題

応用栄養学の他の問題

アプリで弱点分析つきの演習ができます

App Store

管理栄養士国家試験の学習アプリ(管理栄養士国試トレ)

出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問84/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)