日本人の食事摂取基準(2025年版)における基本的事項に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

応用栄養学

1 高齢者の年齢区分は、3つに分けられている。

なぜ違う: 高齢者の年齢区分は65〜74歳と75歳以上の2つに整理されており、3つには分けられていない。成人期の区分に続く形で高齢期が二段階に示されている。

2 小児の参照体位には、国民健康・栄養調査の値が用いられている。

なぜ違う: 小児の参照体位は、日本人の身体発育の基準となる成長曲線などの資料をもとに定められた値である。国民健康・栄養調査の結果が用いられているのは成人の参照体位にあたる。

3 基準値は、日本食品標準成分表2020年版(八訂)に基づいて設定されている。

なぜ違う: 基準値は栄養素の必要量や健康影響を検討した研究の結果に基づいて設定されるものである。食品成分表は摂取量を算定するための道具であって、基準値そのものの設定根拠ではない。

4 AIには、エビデンスレベルが付されている。

なぜ違う: エビデンスレベルが付されているのは目標量である。目安量は十分な科学的根拠が得られず推定平均必要量が算定できない場合に用いられる値で、エビデンスレベルは示されていない。

5 ULは、通常の食品以外の食品由来の栄養素を含む。

正解: 5

要点: 耐容上限量は、サプリメントなど通常の食品以外に由来する栄養素の摂取も含めて考える。

耐容上限量は、健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的摂取量の上限である。過剰摂取が現実に問題となるのは、強化食品やサプリメントなど通常の食品以外からの摂取が加わる場合が中心であるため、耐容上限量は通常の食品由来だけでなく、こうした通常の食品以外の食品に由来する栄養素の摂取も含めた量として設定されている。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: 食事摂取基準2025・耐容上限量・策定の基本

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午前の部) 問83/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午前の部)