ビタミン、ミネラルとその欠乏症の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

臨床栄養学

1 ビタミンA ── 頭蓋内圧亢進

なぜ違う: 頭蓋内圧の亢進はビタミンAを摂りすぎたときにみられる過剰症である。欠乏で問題になるのは夜盲症や角膜の乾燥などの症状である。

2 ビタミンB1 ── ウェルニッケ脳症
3 ビタミンB6 ── 巨赤芽球性貧血

なぜ違う: 巨赤芽球性貧血は葉酸やビタミンB12の不足で起こる。ビタミンB6が欠乏するとヘム合成が滞り、小球性の貧血や皮膚炎、末梢神経障害がみられる。

4 銅 ── ヘモクロマトーシス

なぜ違う: 示されているのは鉄が過剰に蓄積する病態であり、銅の欠乏とは結びつかない。銅が不足すると鉄の利用が滞って貧血や好中球の減少を来す。

5 亜鉛 ── 多血症

なぜ違う: 亜鉛の欠乏では味覚障害、皮膚炎、創傷治癒の遅れ、成長障害などがみられる。赤血球が増える病態とは結びつかず、組合せとして誤りである。

正解: 2

要点: ビタミンB1が欠乏すると、眼球運動障害や運動失調を伴うウェルニッケ脳症が起こる。

ビタミンB1は糖代謝の補酵素として働き、不足すると神経細胞でのエネルギー産生が滞る。中枢神経が障害されると、眼球運動障害、運動失調、意識障害を特徴とするウェルニッケ脳症を生じ、放置すると記憶障害が残ることがある。アルコールの多飲、糖質を含む輸液のみの長期投与、長引く嘔吐などが誘因となる。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: ビタミン欠乏症・ウェルニッケ脳症・ミネラル

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出典:第40回管理栄養士国家試験(午後の部) 問120/厚生労働省ウェブサイト(公共データ利用規約(第1.0版)) 出典資料: 第40回管理栄養士国家試験 試験問題(午後の部)